ある日の朝、とてつもない胸の痛みで目が覚めた。
それはそれは地獄のような朝であった。
前々から不調があった。
それでも気付かぬふりで日々を過ごしていた。
しかしそろそろ気付かなくてはならないようだ。
私には思い当たる節があった。
それは「タバコ」である。
日中はまるで吸いたいと思わなかった。
しかし陽が落ちると喫煙欲がマックスになり一晩がすぎると2箱吸っていた・・・なんてことが日常茶飯事だったのである。
一日かけて吸う2箱ではなく数時間による2箱である。
よくない事は誰にでもわかるだろう。
何かきっかけが必要だったのだと思う。
そのきっかけがやってきたのだ。
地獄のような胸の痛みと絡む痰。
ゴホゴホ、オエオエを繰り返したそんな朝、私は決断した。
タバコをやめよう!と。
禁煙ではない。
もともと吸っていなかったのだ。
と自分を洗脳する。
タバコをやめたのは人生2度目である。
最初、7ヶ月半やめた。
体重が25㎏増えた。
この体重が増えるということが恐怖であった。
私はもう一つ決断した。
並行してダイエットを始めよう!と。
ダイエットは今まで何度となく行い、その全てで目標体重に到達している。
つまり今まで失敗したことがない。
ただ、必ずとてもリバウンドするのである。
さて、禁煙とダイエットの同時進行。
これは並大抵のことではない。
今日で10日目。
タバコの欲がかなり薄れてきた。
ニコチン依存に関してはそれなりに無くなってきたのだろう。
しかし問題は動作の依存なのである。
箱からタバコを取り出して火をつけて吸う。
この動作をずっと続けてきたのだ。
その動作に依存しないわけがない。
ついつい何かを行なった後に「これが終わったらタバコを吸おう」と考えている時がある。
「いや、違うか!」と止まる。
ダイエットは現在約2㎏の減である。
ゆっくりペースで行っているということと禁煙による体重の増加を抑えていることを考えるととても順調である。
ここまでが前置きである。
ここからが本題。
「禁煙を始めた」
「ダイエットを始めた」
と話すと決まって吸わせようとする人、食べさせようとする人が現れる。
あれは何がしたいのだろう?
誰も得しないその行動になんの意味があるのだろう?
よっぽどの暇人なのだろう。
その無駄な行動力を何か自分の為になることにお使いいただきたい。
自分の成長の為に。
人のことなんてお気になさらず。
次に禁煙方法やダイエット方法を教えてくる人がいる。
大丈夫。
どちらもしっかりと調べて自分にあった方法を見つけて行っている。
私の方法は言わば「ID禁煙」「IDダイエット」である。
全てしっかりと考え自分でちゃんと管理している。
そこに人の意見は全く必要ないのである。
つまり「ありがた迷惑」なのだ。
しかし、しっかりと自分で管理していてもそこに「精神的」な部分が含まれていない。
メンタル面をどうしようか・・・それが1番の悩みどころであった。
そんなある日、YouTubeを始めた元プロ野球選手の清原和博氏がもう一度ホームランを打つ為、ダイエットと肉体改造を始めるという。
昔から清原氏が好きだった。
あの事件の時「何やってるんだよ・・・」と悲しみと怒りが混じり合った気持ちになった。
そんな清原氏が頑張っている。
ほぼ毎日Twitterでトレーニングの模様を呟いている。
それを見て私は「自分も清原と一緒に頑張ろう!」となる。
精神面の支えは清原和博他ならない。
という話。
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