先日、某芸人よる謝罪会見なるものが催されていた。
その会見の内容や某芸人が何をどう謝罪したのかよりも芸能レポーターのイジメともとれる低俗な質の悪い質問が注目を浴びたようである。
世の中には様々な仕事があり職業がある。
そのほぼ全ては何かしら人の役に立つ、社会の為になるその一役を担っている。
私の思いつく中で唯一とも言える「世の中に絶対にいらない職業」がある。
それが芸能レポーターである。
所謂、芸能人のケツを追いかけ回し、誰がどうした、誰とどうしただの騒ぎ立て、その対象の人の人生を脅かし、挙げ句にはテレビや雑誌で「これは秘密です」「これ以上は言えません」という。
芸能人が結婚を発表して、それを報じるコーナーに登場し「昨年から情報はキャッチしていました」という。
何この仕事。
「実はこの方の元彼が…」
「この方、最近熱海に別荘を5億円で購入したんですが…」
「朝、お家を出る際、この方はいつも…」
ものすごく気持ち悪くない?
何この仕事。
もうストーカーじゃん。
職業ストーカーじゃん。
ストーカーも仕事といえば立派な「芸能レポーター」という職業になるようだ。
さて、職業のお話をもうひとつ。
飲食業やサービス業は悲しいかな利用者から下に見られる事が多い職業です。
店員を給仕やメイドかなんかと勘違いしている方が少なくない。
無駄に高圧的な態度。
店員には一切伝わらない楽屋落ちな笑い。
小馬鹿にするイジり。
暴力。
これらは飲食業やサービス業の人に「しても良い」と考えている方が多いと感じる。
先日、札幌で酔っ払いがタクシーに乗り暴言を吐いた挙げ句、暴れて運転手さんの首の骨を折るという事件があったそうだ。
運転手さんに落ち度はひとつも無かったと書いてあった。
そんなような事が色々なところで大小頻繁に起こっている。
損するのは自分です。
あなたなら高圧的な人にサービスしようと思うでしょうか?
小馬鹿にしてくる人に心からの笑顔ができるでしょうか?
暴力を振るう人に寄り添う事ができるでしょうか?
損するのはあなたです。
態度や口の利き方ひとつで大きく損をする事もあります。
中には可愛いイキリもあります。
先日、ほぼ初めてご来店いただいた腕にタトゥーが入った男の子。
自分では格好いいと思っているのでしょう。
注文の度にチラリとシャツを捲りドヤ顔でタトゥーを見せつけてきました。
うん。
なんとも思わないからね。
格好いい!とも怖い!ともならないからね。
よくわからないけど、そういうのってさり気ないから格好いいのでは?
アピールしちゃったら寧ろダサいよ。
タバコを吸う度に足を組み態度を大きくしている子もいますが、それ疲れない?
タバコを吸ってる俺、格好いい!と思うのは自由だけど席を灰まみれにするのは如何なものでしょう?
大人初心者でイキリたい年頃なのもわかるんですけどね。
損得で生きるのは…とソレに難をつける方もおりますが、私は世の中損得で、利口に生きるのが良と思います。
世の中、損得と妥協。
winwinを心掛ければ自ずと誰しもが生きやすい世の中になるのでは?
嫌な事は我慢でなく辛抱して。
君も私も全く偉くないのだから。
弁え。
利口に。
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