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ぼる塾

学生時代よりお笑いが好きでよく見ていた。

当時は「ボキャブラ天国」最盛期で、世はお笑いブーム真っ只中だった。


私は特にネプチューンが好きでライブビデオやコントビデオを購入し、何度も観た。

観るだけでは飽き足らず、そのビデオのセリフを文字に起こしたり、その後自分でネタを考え台本を書いたりもしていた。


今思い返せば恥ずかしい過去である。


近くに劇場なんてないこの片田舎で当時「お笑い」に触れるにはテレビくらいしかなかった。

バラエティ番組やネタ番組を録画しては何本も保管し、何度も何度もみていた記憶がある。


今や、当時私のお気に入りだったコンビないしトリオはネプチューンを除き解散や引退で尽く居なくなってしまった。


時代が進み、世の中にYouTubeなるものが登場した。

そこには私が学生時代に好きでよくみていたコンビやトリオ、ネタなんかがあり、しかもそれらはいつでも好きな時に観れるという。

もちろんまだ駆け出しの…だったりまだ売れる前の…だったり、そういった人達のネタも見る事ができる。


時間があれば色々と観て周り所謂「推し」のコンビやトリオ、グループなんかが出来、それをずっと観ていると何れ飽き、また次の推しを探す。

そんな事を繰り返していた。


私が飽きた頃に人気になりってのがいたり、そのまま消えていったり、一回出てきたと思いきやまた引っ込んだり…つまり、私には特段見る目があるわけではない。

ただの「お笑い好き」なのである。

それ以上でもそれ以下でもない。


さて、そんなある日の事。

YouTubeを観ていると「ぼる塾、結成のご報告!」という動画がオススメに出てきた。


ぼる塾…って何?となった私は思わず動画を再生したのだった。

初めましての彼女達に良い印象はなかった。


見た目にインパクトが大きいお二方と、細くショートヘアで離れ目のお方一人。

そして3人しか映っていないのにカルテットとおっしゃる。

真ん中の方は口が悪く、右の方は妙な喋り方をする。


なんじゃこりゃ?

が第一印象でした。


世の中は新型コロナウィルスにより何でも自粛!となる。

私も北海道より営業自粛要請がきて約1ヶ月半、店を休む事を余儀なくされる。


その時期だった。

YouTubeを見尽くした感があり、何を観ようかなぁ?と探している時だった。


再び現れる「ぼる塾」の3文字。


見るものもないし、その1時間近くある動画を再生し、再生しながらゲームをして音だけを聞いていた。


気がつくとゲームを辞めYouTubeに夢中になっていた。

決して物凄く面白かったわけではない。

なんだか癒やされたのだ。


仕事をしたくても営業自粛が続き、溜まりに溜まったモヤモヤやストレス。

それらが軽減されていく感覚だった。


ぼる塾の空気感。

癒されるのだ。

なんだか暖かい気持ちになる。


この様な推し芸人さんは私史上初である。

面白かろうが面白くなかろうが癒される。

それでいい。


今年の「新語・流行語大賞」にノミネートされた田辺さんの「まぁ〜ね」

この言葉はなんて素敵な言葉なのだろう…と感心した。


世の中が「まぁ〜ね」で溢れると、きっと幸せが増えるだろう。

褒められたら謙遜ではなく「まぁ〜ね」

イジられてもイラつく事なく「まぁ〜ね」って。

色んな場面で「まぁ〜ね」って。


できる事ならギャグとしてではなく、素敵な言葉として広がって欲しい。


田辺さんの考え方は素晴らしい。

田辺さんのTwitterを覗いてみると、彼女の魅力がいっぱい詰まっていることでしょう。


もちろんぼる塾の魅力は田辺さんだけではない。

あんりもはるちゃんも酒寄さんもそれぞれにそれぞれの魅力があり、3人の時の方が多いけど4人の時でもその空気感がたまらなく癒される。


ただただ何か食べで雑談しているだけの動画。

それが1番癒される。


ぼる塾とは私に癒しを与えてくれる唯一無二の芸人さんです。


という、何の為に書いたのかわからない…それはいつもそうか…

なんか急に書きたくなった。

それだけでした。



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