ドラマ「君と世界が終わる日に」はご存知だろうか?
前クールで日曜日に放送されていたドラマなのだが…
それはある日の昼だった。
テレビでYouTubeを観ていた私。
観終わりYouTubeを閉じるとテレビに切り替わる。
普段全くと言っていいほどテレビを観ない私はいつもならすぐさま電源ボタンを押すのだが、そこに写されていたものはなんとも禍々しい世界のドラマであった。
後に知るのだが、それが「君と世界が終わる日に」というドラマの第一話振り返り放送だったのである。
なかなか面白い!と思い、じーっと観ていた。
そして2話目以降を録画予約した。
いわゆるゾンビものなのだが、ゾンビものというのは大体2話目3話目をピークに段々尻つぼみしていくイメージがある。
なんらかの影響でゾンビが現れる→襲われて大体やられる→逃げたり戦ったり→大事な人がゾンビになる→迷いに迷った末ゾンビ化した大事な人をなんとか仕留める!が王道であり、ここまでが大体3話目までで描かれるイメージである。
このドラマも大凡そうであったが、私が今イチオシの女優さん飯豊まりえ氏のレギュラー出演も手伝い、ストレスないまま観続けられた。
王道路線を進みながらもなかなか面白いと感じた私は、いつしか劇中の世界に自分を置き、妄想するという遊びに移行した。
そしてとある疑問にぶち当たったのだ。
大体のゾンビものはゾンビに噛まれると噛まれた人が感染しゾンビ化する。
そう、「噛まれる」というのが重要なのだ。
さて、この世の中には何も全員が全員、100%歯がはえてるわけではない。
お年寄りに多いが、そうでない世代にも一定数いる「総入れ歯」の皆様。
その上下の入れ歯が外れた状態でゾンビとなり、人間を襲う。
首元をハムハムして傷なんて付かない。
傷がなければゾンビウイルスに感染しない。
安全である。
いや、安全ではないか。
また、ゾンビを倒して返り血を浴びるシーンなんてのがよくあるが、返り血を浴びてなぜ感染しないのだろう?
目とか鼻とか口とか顔などの傷からウイルスは入り込まないのだろうか?
なんとも都合の良い話である。
所詮フィクションという現実に引き戻された私は「妄想」という楽しみを失った。
現実主義はいいかもしれないが、過ぎると楽しみを失うのもまたひとつ。
その楽しみが「楽しくない」と思うのなら仕方がないが…
いや、今の世の中を考えると「現実主義が正解」いや、そうというよりは「現実主義が生きやすい」のかもしれない。
知らんけど。
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