少し前、飛行機内でのマスクの着用を拒否して別の空港で降ろされた、という出来事があった。
その人は「マスクに科学的根拠がない」とかなんだとか、そんな事を言ってマスク着用を拒否したようだ。
違うよ。迷惑おじさん。
今、あなたの新型コロナに対するあなたの考えはどうでもいいのよ。
その航空会社は、この航空会社を利用するに当たり「マスクを着用する」というルールを定めているんです。
皆、それに納得をし契約して利用しているのです。
航空会社が定める利用に当たってのルールは守らず、自分ルールを振りかざし大勢の人に迷惑をかけたのです。
人の時間を奪うことは、許されることではありません。
人の時間は有限です。
限りある時間を訳の分からない自分ルールによって奪ったのです。
人から奪った時間分、寿命が縮まればいいのに。
と、この世の中、この社会には「ルール」というものが必ずあるのです。
地球に生きる生き物としてのルール
人間としてのルール
男・女としてのルール
国としてのルール
地域のルール
大人としてのルール
社会人としてのルール
学校や会社のルール
お客さんとしてのルール
お店側としてのルール
と、とにかく何をするにも何を考えるにも「ルール」が存在するのです。
そして基本、その全てを守らなくてはならないのです。
よく「ルールは破る為にある」と遥か昔からよく聞く、言わばテンプレを口にする人がいます。
私は思うのです「ルールを破る」という自分ルールを守っているんだなぁって。
ま、そんな事は置いておいて…
大人なら、大人としての或いは社会人としての最低限のルールくらいは守れていると思います。
いや、守れていないとおかしいのですが…
この社会で生きていく為に、最低限のルールがあり、それは例えば「人を殺してはいけない」や「車両は左車線を走る」「赤信号は止まれ」
といった義務教育を受けていれば、或いは仮に受けていないにしても皆知っていて皆守る事。
さて、その最低限のルールの中に「利用者」としての「ルール」があります。
買い物をしたらお金を払う。
支払い前に商品を破損させてはならない。
皆さんも少し考えてみれば幾らでも浮かぶ事でしょう。
ここからが私の本当に言いたいこと。
飲食店に限らず、接客を生業としている方々に横柄な態度を取る方がおります。
まず覚えておきましょう。
人と人とのお付き合いは、まずそもそも「敬語」からです。
敬語が使えない方が増えているという実感があります。
残念ながらお客さんは神様ではありません。
日本の八百万の神の中に「お客さん」という神様はおりません。
どちらが偉いという事もありません。
平等だと言えば少しだけズレが生じますが、公平ではあります。
「すみません」
「下さい」
くらい言えるでしょ。
社会に生きるものとしての「常識」を今一度考えてみてはいかがでしょう?
20代の方が40〜50代の方に「ツッコミ」として「お前」や「◯◯かよ!」と言葉汚く口にして笑いに変えようとする場面に出くわすことが少なくありません。
まずテレビの見過ぎです。
テレビとは画面に映るソレしか見ることができません。
よく、テレビの世界は「礼儀」が1番という話を聞きます。
あのいわゆる「芸人」という人達は「大ベテラン」に「礼儀」なく強い言葉でツッコミ、笑いに変えていますが、あれはテレビの表面上のみの世界です。
実際は事前にお伺いを立てたり、制作スタッフの指示だったりするといいます。
「先輩って言ったって、ただ先に生まれただけじゃん?」
何年後かにその今の「先輩」の年に自分がなって、年下に同じことが言えるでしょうか?
私の経験上、そう言っていた人に限って年下に厳しくなっているものです。
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