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正義感

10月19日(月)

定休日であるが用事があり店に来た。

午後1時の事である。


歩いて店に向かう途中からどことなく気付いてはいた。

いつもの道はいつもと違う雰囲気であった。

一体何がどうしてこうなっているのだろう?

未だその理由はわからない。


違和感を抱えつつ店に入る。

するとその違和感は屋内にも伝わってくるのだ。

冷蔵庫や冷凍庫の唸り声が響く室内で、どかっとソファに腰を下ろしスマホを弄る。

その中で外から大きな音が…いや、大きな声がけたたましく鳴り響いてくる。


こんな事は滅多にない。

家の茶の間の大きな窓から1本の電柱が見える。

その電柱の周り1点に所狭しと黒い鳥がひしめき合い次から次へとカーカーと大声を上げていた。


カラスだ。


そう。

徒歩の間から感じていた違和感は、そのカラスの多さと鳴き声の多さだったのだ。


このブログを書き始めて数分後にカラスの群れは何処かへ消えていった。

そうなると勿論、鳴き声も聞こえない。


一体なんの時間だったのか。

私にはカラス達が白熱し話し合っているように見えた。

何か重要な話し合いだったのだろう。


それとも抗争か…

となれば激しい舌戦だったであろう。


ブログを書きつつ窓の外を見てみると、先程までの場所には1羽のカラスだけがおり、1人何処かへカーカーと鳴いている。


1人納得がいってないのか…なんなのか。


人間に限らず動物それぞれにそれぞれのコミュニティがあり、そこにはやはり社会がある。

生きるルールがある。


人間とは進化が早すぎた生き物だという話を何かの本で読んだ。

なので脳がまだ未熟なんだとその本は言っていた。


完成形の「人間」とは他人に惑わされず干渉せず、未来展望をしっかりと持った生き物なんだそうだ。


現在、人間は他人に惑わされ干渉し、過去の話ばかりしている。

言った言わない、やったやってない、あの時はこうだった。

誰かが新しい事を始めると「あんなものダメだ」「うまくいくわけがない」と否定する。


よくわからない正義感を振りかざし、人の名前を出し、人の話をして否定ばかりを繰り返す。


コロナ感染者に対しての誹謗中傷なんてのは正にコレだろう。

自分は絶対に感染しないと思い込んでいるから、そのような行動になるのだろう。


何かを否定して振りかざす正義感なんぞ、ひとつも世の為、人の為になっているはずがない。

マイナスを放ちプラスが得られるわけがない。


しかし、否定する事が何も全て「悪」なわけではない。

否定からその先を、未来を見据えたお話をすればよい。

否定して終わり。

これが1番いらない正義感。


「それは違うと思う。

その場合、こうした方がもっと良いのでは?」


私には実体験としてある。

今から5年は前だろうか?

町の飲み屋では初めてiPadを使ってのPOSシステムを取り入れ、同時にキャッシュレス決済の利用も始めた。


当初はそれはもう内外から否定の嵐だった。

紙ベースで手書き、現金やり取りが正義だと散々言い聞かされた。

それが今やどうだろう?


逆に紙ベースで手書き、現金やり取りが否定され出している。


当時、私を執拗に否定してくるお方があった。

そのお方は今やペーパーレス、キャッシュレスを語っている。


店にフリーWi-Fiを置いた時も同じような事があった。


私は良くも悪くも否定的な人の話を聞く事をやめた。

自分の成長の妨げにしかならないことを学んだ。


という否定的な人を否定するお話。

なんだこれ?


さて、書きたかった事と、書いてみてのゴールが全く違くなってしまったのだが、これはこれでいっか!となったので、このまま更新しよう。


本当は違う話を書きたかったのだが、それはまた別の機会にでも。



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