これは昨夜見た夢の話である。
私は俳優。
若手ながらそれなりの知名度があるようだ。
映画の撮影をしているようで、その映画の主演は松たか子氏。
銃を手にバンバンと人を撃ち殺すような、そんな映画なのだろう。
皆、銃を持ち辺りは血だらけである。
もちろん血糊なのだろう。
撮影をこなし、いよいよ松たか子氏と私の2人のシーンとなった。
私が椅子に座っていると松たか子にふいに銃で撃たれるというシーンらしい。
本番。
松たか子氏が引き金を引き銃を撃つ。
椅子にただ座っている私は何も抵抗する暇もなく仕込まれた火薬と飛び散る血糊とともに椅子から吹っ飛ぶ演技をする。
その演技が松たか子氏から大絶賛で、私はえらく気に入られる。
そこから俳優としてとんとん拍子に…といった未来をみていると、再び場面は椅子に座り松たか子氏から撃たれるといったところに戻る。
タイムリープである。
私は前にやった通りの演技をした。
すると松たか子氏は大激怒。
私は松たか子氏の口利きで業界から干される事となる。
とぼとぼと道を歩いていると知り合いに出会し、その経緯を話す。
すると仕事がなくなったのならととあるバーというかバルというか、そんなお店の店長を紹介された。
私の意見など聞いてもらえなかった。
有無も言わさず、私はそこで働くこととなった。
その町はいかつい見た目の人がゴロゴロ居て、とても治安が良い様には見えない。
しかし、見た目の悪い皆さんから気に入られ、それなりに楽しく過ごしていた。
そんなある時、町に銃を持った連中が押し寄せてくる。
彼らは「田中狩り」を叫び町中の田中さんを処分しているらしい。
私の目の前を白いマスクをし銃を持った身長の高い男が通り、私の顔を覗いた。
「私は田中ではありません」
そう答えると何も言わず通り過ぎていった。
その男の後ろから次から次へと銃を持った「田中狩り」連中が通る。
私は目を合わせない様、そして平然を装っていた。
穏やかでない場面に内心、相当な恐怖を感じていた。
1人通り過ぎ、また1人通り過ぎる。
辺りを緊張が包む。
どのくらいの「田中狩り」が通り過ぎただろう。
しばらくすると大きな銃声が鳴り響いた。
田中が狩られたのだろうと思っていた。
しかし、撃たれたのは私だったようだ…
といったところで目が覚めた。
時計を見ると既に11時だった。
随分と寝たようだ。
いつもより2時間遅い目覚めに慌てて準備して買い物と店に向かった。
いつもなら、どんな夢でもすぐに忘れてしまうが、夕方に差し掛かった今でも全て鮮明に覚えている。
なので、なんとなくこうしてブログに書いておこうと思ったのだった。
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