どの業種も大体はマニュアルというものがあるようだ。
接客だけではなく機械を動かす手順であったり、安全を最優先にする為だったり…要するに作業や接客なんかの効率を良くする為のものなのだろう。
しかし時にこの「マニュアル」が邪魔をする事が少なくない。
「マニュアル」を「マニュアル」としてのみで応用できない人もいれば、応用を許さないところなんかもあるだろう。
「マニュアル」は「マニュアル」だから!と。
先程、普段は滅多に利用しないスーパーへ「たまには!」と買い物に出掛けた。
特に何かを買いに行くといった予定もなく、漠然と「晩御飯何にしようかなぁ?」といった感じでフラーっと立ち寄った。
普段利用しているスーパーとは品揃えが違うので「こっちにこんなものが売ってるのかー」と感心しつつ鼻歌まじりくらいのテンションでウキウキと買い物を楽しんでいた。
一通り見て周り、買う物をピックアップしてレジに向かった。
比較的空いていたので並ぶ事なく従業員の方にカゴを渡し会計をお願いした。
「お会計◯◯◯◯円です」
「PayPayでお願いしま…」
「ポイントカードはお持ちですか?」
「ないです。PayPayでお願いしま…」
「袋はご利用になりますか?」
「あ、大丈夫です。PayPayでお願いしま…」
「お箸はおつけしますか?」
「いらないです。PayPayでお願いします」
「PayPayでお支払いですね?」
「はい。PayPayでお願いします」
何回言わすねん!と思わず関西弁。
心の中で。
これ、マニュアルに基づいた接客なんでしょうが、もっとスマートに出来ません?
まず金額が確定したら「袋はご利用になりますか?」から始めれば…
「大丈夫です」
「かしこまりました。お会計◯◯◯◯円です。お箸はおつけしますか?」
「大丈夫です。PayPayでお願いします」
「PayPayでお支払いですね?ポイントカードはお持ちですか?」
「ありません」
で、いいじゃない。
そもそも、利用する側にも問題がある気もするのです。
ポイントカードを持っているか持っていないか確認されなきゃ出せないのならポイントカードを持つことに向いていないので、そんなポイントカードは捨てましょう。
買い物袋有料化のこの時代、袋がいるかいらないか確認されなきゃいけないってのは一体どういう事なのでしょう?
今や、どのスーパーもお会計前に袋があったり、袋を購入する旨をお伝えするカードやシステムがあったりします。
なので、店員さんもわざわざ確認する必要もないと思うのです。
会計前のそれに気付けないというのならエコバッグを持ち歩けばいいのに。
話はかわるが、スーパーでもらえる箸って、何であんなに弱々なのだろう?
お弁当を購入して、冷めたまま少し固まった白米をつかみ上げようとすると折れそうに曲がるじゃない。
ひどいときはちゃんと折れます。
冷めた硬いハンバーグを割ろうとするとちゃんと折れます。
ハンバーグに負ける箸ってなんなんだろう?
それは箸といえるのだろうか?
まだその辺の枝の方が丈夫なのではなかろうか?
そんな感じ。
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