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三波春夫でございます。

「お客様は神様です」

この言葉、誰しもが一度は耳にした事があるだろう。

では、誰が言い出したことかはご存知だろうか?


昭和の大スター歌手「三波春夫」そのひとである。


実はこの言葉、三波春夫の真意とは違う意味に捉えられてしまっているのだ。

それは三波春夫オフィシャルサイトにある。


「お客様は神様です」についてと題されたそれ。

リンクを貼っておきますが少々長いので要約いたします。



三波春夫氏は人前で歌う時、あたかも神前で祈る時のように雑念を払ってまっさらな、澄み切った心にならなければ完璧な芸をお見せする事はできないと思っており、なのでお客様を神様と見て歌を唄うと。

だからお客様は神様なのです。


このお客様とは「聴衆やオーディエンス」のことであり、決して商店や飲食店、乗り物のお客さん、営業先のクライアントなどではないとのこと。


三波春夫氏の真意とはかけ離れた使われ方しているのです。


私、思っていたんです。

日本の八百万の神の中、全ての神を知っているわけではないですが「お客様」なんて神様は書籍などで今までで一度も見た事がないなと。


自分を神様だと思っておられる方がおりましたら一言申しておきます。


恥を知りなさい。


最後にひとつ。

商店や飲食店、乗り物の運転手、営業マン・ウーマンが上だの偉いだのって話ではないのです。

お客様が上だの偉いだのって話でもないのです。


天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらずなんて言葉があるかと思います。

似たような事、前にも書いた記憶がありますが、平等となると少々語弊がありますが、公平或いは公正ではあります。


お金を払って商品を買う「取引」をしています。

お金を頂いて商品を売る「取引」をしています。

その商品とは物でありサービスであり、距離であり利であり。

それ以上でもそれ以下でもありません。


しかし、世の中には代金と見合わない商品を提供するところもあります。

逆に商品と見合わない代金を提示する方もあります。


お金とは人をダメにしますね。

しかし残念ながら世の中「金」です。

お金で買えない物なんてありません。

なんなら命すら買えてしまう。


日本人らしくお淑やかに慎ましく、他人を想い凛として生きていきたいものですね。


さて、次回は平等と公正について書きましょうね。

たぶん。



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